奥会津三島町での日々

噛めば噛むほど美味しいスルメのような魅力を持つ奥会津三島町の暮らしや協力隊活動の様子を書いてゆきます。

温泉お風呂

自宅でもお風呂に入れるのですが、ガス代が高く、また一人分のお湯を張るのはもったいないので、シャワーだけで済ませられる夏場以外、私はほぼ毎日近くの温泉に行っています。

神奈川にいたころは、山登りでどこかへ行ったときに入るか、たまにご褒美的にスーパー銭湯に行くのみだったのが、今は温泉が日常というのはずいぶんな違いです。

 

 

 

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只見川の絶景を見ながら入れる早戸温泉


三島町には気軽に日帰り入浴できる温泉施設が数件あり、町民割引もあるのでありがたいです。平日は近所の町内温泉へ、週末は買い物などのついでに、もしくはごくたまにそれ目的でわざわざ近隣市町村の温泉へ行っています。
近隣市町村にも様々な温泉があり、泉質もそれぞれ違うので、飽きることがありません。


町内の温泉には、観光客もいるけれど、地元の方も多く、この時間帯に行くとたいていこの人がいるなという感じで、ここに通っている人の中には、ここが一つの生活空間として確立していて、ここでおしゃべりしながら一日を締める方、ここが一種の憩いの場的な人もいるのだろうなと想像します。

 私自身は特にここで誰かと話すということはなく、挨拶程度しかしていませんが、それでも通い続けて、だいぶ常連さんのお顔が分かるようになり、顔見知りみたいな人もできてきました。今さらお名前も聞けないのでどこの誰か名前はほとんどわからないけれど、ここで必ず会う三島のおばちゃんやおばあちゃんたち。

 

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温泉までの道すがら


最近この習慣も少し進化/深化して、しばらく時間帯がずれて会わなかった人に久しぶりに会え、変わらず元気そうだなと確認できると、なんだかうれしい気持ちになるようになりました。そして、一人暮らしだから眠る前に挨拶する人はいないのですが、温泉に行けば必ず最後にみんな「おやすみなさい」を言い合います。これは何だがアットホームな気持ちになるなと感じるようになりました。


自宅のお風呂で気兼ねせずに長湯できるのが理想ではあるけれど、でもこうして毎晩温泉に浸かれるのは贅沢であり、風邪一つ引かず冬を乗り越えられたのは、ぽかぽかと身体の芯から温まれる温泉のおかげとも思っています。そして世間とちょっとした接点が持て、生活空間が少し広がる場でもあるので、私にとって大切な生活習慣だなと思っています。