第二回 桐の育て方勉強会
先日、第二回目の桐の育て方勉強会があり、雪囲い外し、施肥、台切りの仕方を学んできました。
まずは雪囲い外し。冬の間寒くないように、またウサギやカモシカ、ネズミなどに食べられないようにと巻かれたカヤや杉の葉を外します。新しい芽が出てくるのを邪魔してしまうので、雪が溶けたらすぐにやってあげます。
ネズミ除けになるので、引き続き杉の葉で囲み、その周りに肥料をやります。桐は多くの栄養を必要とするそうで、たっぷりと肥料をやります。
この日もう一つやったのが台切りという作業。桐にまつわる話の中でこの言葉はよく聞いていたのですが、今回ようやくその意味がわかりました。
動物にかじられたり病気になってしまった木、枝が伸び放題になってしまった木など、いい材木にならなそうな木を新たに育てなおす作業です。
まずは地面ぎりぎりのところをノコギリで切ります。
そして、切り口から病気にかからないように、消毒薬を塗ります。
こうして幹を切られてしまうと、成長のために蓄えられていたエネルギーがあふれ出し、横からたくさんの芽を出すそうです。その中から立派に育ちそうな芽を一つ選びだし、その後育てていくそうです。この後、どんな風に芽が出てくるのかとても気になります。
ところで、桐は木でもあり草でもあるといわれていますが、その証拠がこの茎のように開いた穴。あんまりに見事に穴が通っていて感動しました。
以上が春一番に行う作業だそうです。次回はどんな作業をするのか今から楽しみです。