奥会津三島町での日々

噛めば噛むほど美味しいスルメのような魅力を持つ奥会津三島町の暮らしや協力隊活動の様子を書いてゆきます。

木の駅事業と薪ボイラー

三島町は循環型社会の実現に向けて、再生可能エネルギーの推進をしています。その中の一つに木の駅事業というのがあります。町にある資源=山の木々を有効活用し、町内の循環を促そうというのが木の駅事業です。

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三島町は山に囲まれています
  • 地元の人が山に入り木を切ることで、管理されていなかった山の整備が進み、山の再生につながる。
  • 切られた木は、薪として町内で活用される。
  • 地元の人は木と引き換えに町内で使えるお買物券をもらう。
  • お買物券を使ってお買い物をしてもらうことで、商店の活性化にもつながる。

私自身は全くの素人なのでざっくりしかわかっていないですし、継続していくには様々な課題などがあるのでしょうが、循環型の暮らしへのシフトというのは、個人の単位でも町や国といった大きな単位でも、していかなくてはならないことだと思っています。なので、町がこういう取り組みを推進していることを、私は素晴らしいなと感じています。

木の駅事業で集まった薪は、生活工芸館というものづくりの拠点となる施設で使われます。ここに、この春薪ボイラーを使った冷暖房設備が完成しました。

 

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薪ボイラー室

 

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室内にある機械

 

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この機械の中に薪をくべます

 

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工芸館内の冷暖房設備

 

今はまだ試運転の段階だそうですが、この木の駅事業が軌道に乗り、山の再生が進み、循環型社会に向けた仕組みが確立するといいなと思っています。

 

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