奥会津三島町での日々

噛めば噛むほど美味しいスルメのような魅力を持つ奥会津三島町の暮らしや協力隊活動の様子を書いてゆきます。

雪を求めて

3月に入ってもちらちら雪が降り、山が白くなることはありますが、もうすっかり春だなぁをは感じる日々。雪が圧倒的に少なく、冬らしさを感じきれなかったため、春を迎える気持ちの準備がいまいち整わず…最後にもう少し雪あそびをしたいと、三坂山へ行ってきました。

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美坂高原

例年だと、この時期でも雪がどっさり残っているようですが、今回は山頂付近以外、かんじきをはかずに歩くことができました。

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ブナ林の中のキツネ?の足跡


木々の根元はまあるく雪が解け始め、植物が目覚め、活動を始めていることを伝えてくれます。クマと思われる大きな足跡もあり、動物たちも活動を始めているよう(今年は暖冬だったため、クマは冬眠しなかったんじゃないかという話も聞きますが)。

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ブナ林

 

陽当たりのいい斜面は雪もなく、山に春を告げるマンサクの花が咲いていたり、木々の新芽もすくすく育っていました。

雪を求めて山へ行ったけれど、太陽はぽかぽかと暖かく、山は春の気配でいっぱいで、やっぱりもう春なんだなぁを感じた一日でした。

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山頂からの眺め


山頂からは只見川沿いに三島町の各集落を見下ろすことができ、遠くには磐梯山もその雄姿を見せていました。

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今回、三坂山を美坂高原から滝原登山口まで歩きましたが、高原にブナ林や雑木林、そして開けた山頂と景色の変化に富み、とても気持ちのいい山だなぁと改めて思いました。