奥会津三島町での日々

噛めば噛むほど美味しいスルメのような魅力を持つ奥会津三島町の暮らしや協力隊活動の様子を書いてゆきます。

きのこの菌打ち

先日、なめことしいたけの菌打ち(こっちの人は、「きんぶち」と言います。原木の丸太にきのこの菌を植え付ける作業)を手伝わせていただきました。

昔、実家でも父親が原木しいたけを栽培していた記憶があったのですが、当時はきのこが好きではなかたので、全く見向きもしませんでしたが、原木きのこと聞いてわくわく参加。

まずは、原木にドリルで穴を開けます。しいたけにはコナラ、なめこにはサクラの木を使います。

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ドリルで穴開け

 

菌のついた小指の先ほどの小枝をトンカチで原木の穴に打ち付けていきます。菌はほのかにそれぞれのきのこの香りがしていまました。

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きのこの菌

 

菌の付いたしいたけの原木はスギ林の中へ。なめこは霧が立つような湿っぽい場所が好きとのことで、沢沿いの山の中へ置いてきました。

ここらへんでは、昔はきのこ栽培は各家庭でやっていたようで、菌打ちは子どものお手伝いやお小遣い稼ぎだったようです。

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打ち終わった原木

 

収穫までに1年から1年半ほどかかるようですが、今から収穫が待ち遠しいです。

自分で食べ物を作ること。ここにはそういう暮らしがまだまだあり、このように体験させていたでけることがありがたい限りです。色々学べるうちに吸収しておきたいなと改めて思う時間でした。