奥会津三島町での日々

噛めば噛むほど美味しいスルメのような魅力を持つ奥会津三島町の暮らしや協力隊活動の様子を書いてゆきます。

沼田街道トレッキング

10月31日、「江戸時代の古道を巡るトレッキング実行委員会」が主催するトレッキングツアーに参加しました。すっきりと晴れ渡った青空のもと、今が盛りと輝く紅葉を愛で、友人知人とおしゃべりしながら、のんびり歩いてきました。

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狼煙(のろし)台からの滝谷集落の様子

 

沼田街道は、会津若松市から尾瀬沼を経て群馬県沼田市へと至る道のことで、その昔は会津福島県)と上州(群馬県)を結ぶ交易路だったそうです(群馬県側からは会津街道と呼ばれるようです)。

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街道歩きの入り口

 

この日は、町内を通る街道を滝谷駅から宮下駅まで、約11キロほど歩いてきました。途中には、風穴や厳谷(がんこく)城・丸山城という城跡などもあり、見どころも満載です。

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断崖絶壁の厳谷城跡

 

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厳谷城へは裏側から。このあと鎖場を通ります。

 

城跡へのアプローチなど険しい道や車道もありますが、古道はきれいに整備されており、落ち葉の堆積でふかふかと歩きやすく、気持ちのいい道です。

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森の中の沼田街道

 

随所で、地元ガイドの方が解説をしてくださるので、今まで知らなかった町の歴史や当時の往来の様子に想いを馳せることができ、街道歩きもより深みが増します。

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滝谷川

 

存在は知っていましたが、いつも目にしている山の中や道路脇に、実は街道が巡らされていることに感動。

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丸山城跡からの眺め。反対側には名峰磐梯山も望めました。

 

 同じ道でも、車で通り過ぎるのと自分の足で歩くのとでは、見える景色も全く違い、このように歩く機会がありよかったです。 

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途中第一只見川橋梁も通ります