奥会津三島町での日々

噛めば噛むほど美味しいスルメのような魅力を持つ奥会津三島町の暮らしや協力隊活動の様子を書いてゆきます。

縄綯い

こちらの手仕事の基本、縄綯いを少しばかり習いました。

昔は藁で色んなものを作っていたので、縄ないは基本中の基本とのこと。それができないと嫁にも行けないとか。今の60代後半以上くらいの人たちまでは、幼い頃からみな家庭でやっていたようです。

 

脱穀し終わった稲を手で梳いて余計なものを落とし、綯いやすいように木棒でたたきます。

 

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下準備が整ったら、綯いはじめます。

見本を見せてもらいながら、言葉でも丁寧に説明してもらいながらやってみるのですが、これが難しい。できる人の手元は簡単そうに見え、するすると綯われた縄が伸びてゆくのですが、いざやってみると見事に綯われていかないのです。

 

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格闘すること一時間ほど、ようやく「あ、わかったかも」という瞬間が訪れ、コツがつかめた気がしました。綯った縄で道具を作るまでは遠い遠い道のり。

私にできたのは、これくらい。でも、本物の縄跳びです!

 

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昔の人はこれで、草鞋や雪靴、筵など生活で使うものを作っていたのだと想像するとただただ脱帽です。