奥会津三島町での日々

噛めば噛むほど美味しいスルメのような魅力を持つ奥会津三島町の暮らしや協力隊活動の様子を書いてゆきます。

美女峠

今週からずいぶん冷え込み、日中もなかなか気温が上がらなくなってきました。

冬がもうすぐそこまで来ているという気配が肌身にひしひしと感じられ、10日には、町内から見える三坂山が初雪化粧。

先日ハイキングに行った美女峠も雪をかぶったことでしょう。

f:id:okuaizumishimamachi:20201113134243j:plain

カエデの紅葉が見ごろでした


この日は、銀山街道三島町間方地区から昭和村に抜ける途中にある美女峠まで、往復約8キロほどを歩きました。江戸時代から続く銀山街道は、会津若松市大町と只見町小林を結んでおり、全長約72キロあります。

f:id:okuaizumishimamachi:20201113135302j:plain

コシアブラは薄黄緑色に色づき、ひときわ目を引きます

 

軽井沢銀山で銀が採れていた頃は、会津藩にとって銀を運ぶための重要な街道だったようです。

県道ではあるものの、車が通行することはできず、現在は歩く県道として整備されています。

荷馬車が通行していたということで、道幅も広く、美女峠までは終始緩やかな道となります。

f:id:okuaizumishimamachi:20201113134438j:plain

人が並んで歩くのにも十分な道幅

 

この日は新米の収穫祭も兼ねていたので、途中の清水でお水を汲んで峠で芋煮会をしました。 

f:id:okuaizumishimamachi:20201113135043j:plain

道中2か所ほどで清水が汲めます

そのうちの一つは、伝説の残る高姫清水

 

地元の方、移住者、町内外の方々みんなで、自然の美味しい恵みと紅葉と秋の陽気を味わいました。

雪が本格的に降るまであと少し、山歩きを楽しめたらと思います。